先に結論を書いておきます。
独学で稼げるエンジニアに最速でなる方法は、とにかく好きなモノを作ることです。
初めまして、ユウと申します。
大半の人が僕のことを知らないと思うので、軽く自己紹介をしておきます。
- 2014年に個人でアプリ開発を開始
- 2018年にエンジニアとして企業に就職
- 現在は、企業で働きながら個人開発・副業・投資で副収入
詳しく知りたい人は、プロフィールを参考にしてください。
今回の内容
- 稼げるエンジニアとは何か
- エンジニアになる方法4つ紹介
- 未経験でも挫折せずに学習する方法
- オススメのプログラミング独学法
前半では、エンジニアの種類とエンジニアになる方法を4つ紹介します。
後半では、挫折しない独学プログラミング学習法について解説します。
挫折しない独学プログラミング学習法だけ知りたい人は、ここまで飛ばして大丈夫です。
エンジニアの種類
エンジニアの働き方は、大きく分けると2種類です。
- 会社員として企業に勤める
- フリーランスとして案件を受注、自分のサービス開発
企業に勤める会社員になるか、案件を受注したり自分のサービスを開発するフリーランスになるかです。
会社員とフリーランスの違いは別の記事にまとめていますので、詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
今回の内容は、会社員でもフリーランスでも対応できる内容となっていますが、当ブログの発信しているエンジニアが不労所得で生きるための戦略としては、まずは会社員エンジニアになることをオススメしています。
エンジニアになる方法
「エンジニアになる」とは、自分がどんな状態になれたら達成したと思いますか?
- IT企業に就職したら
- 自分でWebサービスを作れたら
- 何か資格を取ったら
- どこでも好きな場所で働けるようになったら
人によって考え方は違うと思いますが、私の考える「エンジニアになる」とは「スキルを身に付けてモノ作りができるようになる」だと思っています。
企業に就職してITエンジニアの肩書きを手に入れても、スキルがなければエンジニアとは呼べませんし、弁護士のように資格を取ってなるようなものでもありません。
機械系のエンジニアは、実際に手で触れられる物を作りますよね。
ITエンジニアは、プログラムという実際に手で触れられる物ではありませんが、何かを作り出すという点では同じです。
自分のスキルを活かして、モノ作りをする。というのがエンジニアであり、ITエンジニアであっても例外ではないと思っています。
つまり、最速で稼げるエンジニアになる方法とは、最速でスキルを身につけてスキルを活かした稼げるモノ作りをする方法ということです。
そして、このスキルを身につけるという部分に、多くの人が難しいと感じているはずです。
- 「どうやってプログラミングを学習したらいいか分からない」
- 「理解できなくて挫折した」
- 「成果が目に見えなくて辛い」
などなど、少なからず感じているでしょう。
まず記事の前半では、スキルを身につけるための4つの学習方法のメリットデメリット、どんな人にオススメなのかをまとめます。
後半では、挫折せずにできるプログラミング学習方法を解説します。
独学
プログラミング学習として多くの人がやる方法が、独学です。
書籍を購入したり、Progateといったオンライン学習サービスを使ったり、Udemyなどの動画学習サービスを利用したりする人が多いですね。
独学は、自分の好きなことを好きなタイミングで学習できるので一番お手軽に始められますが、挫折する人が多いということや学習対象を間違えるというリスクもあります。
独学のメリット
- すぐに始められる
- 自分のやりたいことを学べる
- 好きなタイミングでできる
- お金がほとんどかからない
独学のデメリット
- 学ぶ対象を間違える可能性がある
- 挫折しやすい
- 間違った知識を覚える可能性がある
- 完全に知識ゼロだと何をやっていいか分からない
- 相談できる人がいない
独学が向いている人
- 自分のタイミングで好きな内容を学びたい人
- 時間はかけてもお金はかけたくない人
- 作りたいモノが明確になっている人
- 超最低限の知識はある人
好きな内容を好きなタイミングで安く学習できる
独学は、学びたい分野が明確に決まっている人であれば、すぐに始められます。
学習時間も全て自分でコントロールできるので、好きなタイミングで学習できます。
教材も数千円の本を買うくらいなので、後述する学校に通ったりプログラミングスクールに通うよりはるかに安く始めることができます。
「すぐ始められて、好きな分野を、好きなタイミングで、安く学習できる」
というのが独学のメリットですね。
学習対象を間違えるリスク
全くの初心者で何からやっていいか分からない人は、学習対象を間違える可能性があります。
例えば「htmlなんて聞いたことすらない」という人だと独学は間違った方法に進む可能性があるので、あまりオススメしません。
(なんかwebサイト作れるやつだよね。くらいの知識があれば十分です。)
また、スマホアプリを作りたいのに、周りがhtmlとcssやってるから自分もとりあえずやってみる。ではダメですよね。
作りたいモノによって使う言語は変わってきます。
- Androidアプリを作りたいなら、Java/Kotlin。
- iOSアプリを作りたいなら、Swift
- ゲームを作りたいなら、C#
など
「作りたいモノ」「作るために必要なスキル」この二つが明確になっていないと独学は厳しいです。
挫折しやすい
「作りたいモノ」「作るために必要なスキル」が明確になっていない状態で、とりあえずエンジニアになって稼ぎたいくらいの意識でやると挫折します。
初心者がプログラミング学習で挫折する一番の原因は、モチベーションが保てないからです。
なぜモチベーションを保てないのか。それは、作りたいモノが決まっていないからです。
初心者に「プログラミングを勉強して何を作りたいの?」と聞いても大体「特に決まってない」と返ってきます。
学ぶことが「目的」となっている人が多くいますが、プログラミングはあくまで「手段」です。
プログラミングを学んで何を作りたいのかというのを考えて目的に持つことをオススメします。
また、プログラミングは学ぶ過程で成果物が見えづらいです。
たとえ目に見えないスキルがしっかりと身についていたとしても、人間は目で見える形で成果がないと達成感が得られず、モチベーションが続かないのです。
特に独学では、周りに強制もされませんし、締め切りもないので、挫折しやすいです。
相談できる人がおらず問題の解決に時間がかかる
独学は、相談できる人がいない場合がほとんどです。
本で学習していて何か分からない部分が出てきても、自分で解決する必要があります。
自力で問題解決できる人なら問題ありませんが、調べてもよく分からないという人は解決できずやめてしまうことが多いです。
これも挫折の原因ですね。
特にプログラミングでは、自分の環境固有の問題というのも発生します。
教科書通りにプログラムを書いても動かないなんてのは日常茶飯事です。
言語やOSのバージョンが少し違うだけでも動かないということも普通にあります。
そういった部分も全て自分で調べる必要があるため、時間がかかります。
独学のまとめ
独学のデメリットばかり並べてしまいましたが、独学は好きなことを好きなときに学べるので基本的にオススメです。
ただし、作りたいモノが明確に決まっていない人は、挫折率が高いので別の方法と組み合わせることを視野に入れた方がいいです。
具体的な挫折しないでできる独学の方法については、この章で解説します。
7年で150冊以上の技術書を読んだ自分が分野別に本当に役立つ技術書をまとめましたので、本でプログラミングを学習したい人は参考にしてください。
大学・専門学校
次は、大学や専門学校などの教育機関で学ぶ方法です。
これは、年齢や環境によって選択できる人が限られるので、これから進学を考えている人は参考にしてください。
大学・専門学校のメリット
- プログラミングやエンジニアの基礎を体系的に学べる
- 職種選択の幅が広がる
- 関連する知識を学べる(数学、物理、英語など)
- 同じ分野に興味を持つ仲間ができる
- 学割が使える
大学・専門学校のデメリット
- 通学が必要になる
- 費用がかかる
- 卒業するなら全く関係ない授業も受ける必要がある
- 実務的なノウハウは学べない
大学・専門学校が向いている人
- これから進学を考えている人
- 時間がある人
- プログラミング以外も学びたい人
知識を広く体系的に学べる
教育機関で学ぶ場合、プログラミングやエンジニアスキルを体系的に学ぶことができます。
独学は超最低限の知識が必要だと書きましたが、教育機関であれば、その必要はありません。
htmlの存在すら知らなくても、こういうものがあるという存在を認知するレベルから学ぶことができます。
また、特定の技術の習得だけでなく、関連する技術を知ることもできます。
「webサービス開発したいと思っていたけど、Linux覚えたらインフラエンジニア目指したくなった」みたいなパターンもあります。
エンジニアと一言で言っても色々と種類があります。
- Webエンジニア
- ネットワークエンジニア
- インフラエンジニア
などなど、もっといっぱいあります。
知識を広く体系的に学ぶことで、どんなエンジニアを目指すのかという職種選択の幅が広がります。
プログラミング以外の関連する知識を学べる
教育機関であれば、プログラミング以外の授業もあります。
数学、物理、英語など、必須ではないけど、知っておくと開発する上で役立つ知識を学ぶことができます。
誤解して欲しくないので、補足しておきますが、別にエンジニアになるには絶対理系じゃないといけないということはないです。
心理学部に入って、プログラミングの授業を受けて学ぶということもできますし、カリキュラムを自由に選択できるのが教育機関のメリットです。
同じ分野に興味のある仲間ができる
同じ分野を学びに来ている人とは、趣味や考え方が近いことが結構多いです。
そのため、同じ分野に興味のある仲間を作りやすい環境だったりします。
大学在学中に友人と起業したみたいな人が多いのは、考え方が近い人と接する機会が多いからですね。
エンジニアを目指す!という目的で入学したけど起業したり、人生のパートナーを見つけたりと色々な可能性があります。
学割が使える
プログラミングに必要なツールって結構お高いです。
IntelliJという開発ツールの利用料は、年間で57,400円もかかるんですが、学生であれば無料で利用できます。
学生なら無料!半額!みたいなものが結構あるので、もし学生であれば積極的に利用することをオススメします。
(ちなみに私はIntelliJの利用料を会社が払ってくれているので、無料です。)
通学と費用がかかる
通信制の大学という選択肢もありますが、基本的には通学が必要になります。
なので、通学して授業を受けられるだけの時間が必要になります。
また、一般的な私立大学であれば、年間70万円ほどの授業料がかかります。
卒業まで4年とすると280万円くらいかかることになるので、プログラミングを学ぶためだけに行くとするとだいぶ高いですね。
卒業するなら無関係な授業も受ける
先ほど、数学、物理、英語などのプログラミングに関連する知識を学べると書きましたが、全く無関係な授業もあります。
卒業するためには、単位が必要なので、必ず何かしらの無関係な授業も受ける必要がありますが、これはプログラミングの専門学校でない限り避けては通れないですね。
その分、時間がかかります。
一応補足ですが、プログラミングを学ぶという観点では無駄というだけで、人生において無駄な学びというものは一つもないと思っています。
大学・専門学校まとめ
これから進学を考えている人以外で、プログラミングだけを学ぶために大学や専門学校に行くというのは、あまりオススメしません。
進学を考えている人というのは、何も高校生だけというわけではなく、定年退職して時間のある方なども含まれます。
自分が在学中の時にも、60代の方がいました。
進学して就職の幅を広げたり、全く新しい分野の知識を広く知りたいという方にはオススメの選択肢です。
プログラミングスクール
次は、プログラミングスクールで学ぶ方法です。
大学や専門学校は、広く体系的な知識を学べるがプログラミング以外の授業も受ける必要があると書きました。
このプログラミング以外の授業をなくして、エンジニアを目指すために必要な知識だけを詰め込んだ授業を受けられるのが、プログラミングスクールです。
専門学校よりさらに専門性を極めた学校みたいなイメージです。
プログラミングスクールのメリット
- プログラミングに必要な知識だけを学べる
- 短期間で集中的に学べる
- プロからマンツーマンで教えてもらえる
- 就職、転職サポートが受けられる
プログラミングスクールのデメリット
- 費用がかかる
プログラミングスクールが向いている人
- 挫折しやすい人
- 短期間でスキルを身につけたい人
- エンジニア就職、転職を考えている人
必要な知識を短期間で学べる
プログラミングスクールであれば、エンジニアとして必要な知識だけを集中して学ぶことができます。
必要な知識というのは、Webサービス開発をしたい人であれば、html/css/js/phpといったweb開発に必要な知識だったり、機械学習をやりたい人であれば、pythonだったりと、用途の合わせた知識のことです。
プログラミングスクールによって、色々なコースがあり、大体どんなエンジニアにもなることができます。
- web開発コース
- アプリ開発コース
- ゲーム開発コース
- 機械学習コース
- エンジニア転職コース
- wordpress副業コース
などなど、たくさんあります。
また、教育機関と違い、無関係な授業がないので、短期間で必要なスキルを身につけることができます。
プログラミングスクールで学べるのは、全てがプログラミングに必要な知識です。(当たり前)
1コースあたり、大体3ヶ月くらいが多いです。
中には、2.5ヶ月エンジニア転職コースだったりとさらに短期間のものもあります。
逆に、1年くらいかけてじっくり学べるコースもあるので、人によって学び方を選択できます。
現役エンジニアのプロからマンツーマンで教えてもらえる
プログラミングスクールは、現役エンジニアが副業として講師をやっていることが多いです。
つまり、学問的な話ではなく、実践的なスキルをプロから学ぶことができるため、エンジニアとして仕事をしていくことを考えているのであれば、役立つスキルを直に学ぶことができます。
この実践的というのは、会社員エンジニアとしてだけでなく、フリーランスでも役立ちます。
例えば「サーバーの設定は〇〇にするのが基本だけど、実は××の方がいいんだよね。」
みたいな話は、企業だけで役立つというよりも、エンジニアとしてのスキルとして役立ちます。
教科書通りのやり方ではなく、実際に経験して得られたノウハウを教えてもらえます。
これは独学では、まず不可能なので、スクールの大きなメリットですね。
しかも、講師とマンツーマンで教えてもらうこともできます。
大学の授業であれば、教授が話しているのを生徒全員で一方的に聞いているだけですが、プログラミングスクールであれば、講師とマンツーマン形式で受講することもできるので、講義の密度が段違いです。
エンジニア就職、転職サポートが受けられる
大体どこのプログラミングスクールも、エンジニア転職サポートがあります。
自分専属のキャリアアドバイザーがついてくれて、履歴書の書き方から面接のやり方までサポートしてもらうことも可能です。
エンジニアに転職できなれば、受講料全額返金!といった返金保証があるスクールも多くあります。
そのため、最近では、未経験からエンジニアになるためにプログラミングスクールを利用するという人は増えていますね。
私の周りでもプログラミングスクールで学んでエンジニアになったという人は多くいます。
費用がかかる
プログラミングスクールの唯一のデメリットは、費用がかかることです。
スクールなので当たり前ですが、大体30~90万円ほどが相場になります。
大学に4年間通うことを考えると安いですが、まぁ高いですね。
ただ、経済産業省指定のスキル習得講座というものがあり、国の制度を利用することで最大70%OFFになり、実質10数万円で受けられたりするものもあります。
プログラミングスクールまとめ
短期間でスキルを身につけたり、エンジニア転職を目指している人であれば、プログラミングスクールはオススメです。
独学ができる人であれば独学で問題ないですが、挫折しやすかったり、学習に時間がかかるのは事実です。
また、現役エンジニアのプロから実践的なノウハウを学べるというのは、独学ではまず無理なので、そのノウハウを得られるという意味でも、メリットはあるのかなと思います。
プログラミングスクールについては、別記事でまとめていますので、よければ参考にしてください。
どこのスクールも無料相談や無料体験をやっているので、とりあえず無料お試しからできます。
それで自分に合っていなさそうであれば、やめて大丈夫です。
IT企業に就職
次は、とにかくIT企業にエンジニアとして就職しちゃう方法です。
これは、知識が完全にゼロだと難しい選択になりますが、就職して学習せざるを得ない環境に身を置くのが、学習において一番効率的です。
IT企業に就職するメリット
- 学習効率が最高に良い
- 学びながらお金がもらえる
- 教えてくれる人がいる
IT企業に就職するデメリット
- 業務で必要な知識に偏る
- 自由な時間が無くなる
- 知識がないとそもそも入れない
IT企業に就職するのが向いている人
- 業務外でも学習できる人
- 少しでも知識がある人
- 新卒は無くてもいい
学習効率が最高に良い
人はやらざるを得ない環境にいる時が一番学習スピードが速くなります。
英語を話せるようになりたいなら、3年学校に通うより、半年アメリカに留学した方が身につきますよね。
それと同じです。
自分で勉強してプログラミングスキルを身につけようとするより、とにかくIT企業にエンジニアとして入り、業務を通して学んでいくのが、一番効率がいいです。
実は、自分はこのパターンです。
知識ゼロの状態で企業に入り、3年で検索エンジンの開発ができるようになりました。
学習効率という面では、今回上げた方法の中で最も高いので、可能ならこの方法でとにかくスキルを身につけるのがオススメです。
学びながらお金がもらえる
学ぶと言ってもちゃんと仕事をしているので、給料がもらえます。
それも結構いい額です。
(入社当時で、額面30万越え)
会社に入った頃は、何もしてないのにこんなにもらって良いのかと罪悪感すら感じていました。
他の方法だとお金を払って学ぶことになりますが、この方法だとお金をもらって学ぶことができるので、学ぶために別で稼いでくる必要もなく生活の心配をせず学ぶことに集中できます。
教えてくれる人がいる
会社であれば、業務を通して学ぶことになるので、その業務を教えてくれる先輩や上司が必ずいます。
そういった人は自分より知識もノウハウもあるので、実戦で役立つ知識を教えてくれます。
プログラミングスクールで講師から実践で役立つ知識を教えてもらえると書きましたが、その状態です。
しかも、会社では先輩から教えてもらってもタダです。
タダで教えてもらえる環境があるというのは、やはり最高の環境です。
業務で必要な知識に偏る
会社で学習しようとすると、学習できる分野が業務関連に偏ります。
業務と全く関係ないですけど、アレやらせてください!と言ってやらせてはくれませんよね。
なので、必然的に業務に関連する知識に偏りがちになります。
ですが、これについてはあまり考えすぎずで大丈夫です。
私は最初、アプリ開発がしたかったのですが、仕事ではwebサービス開発から入りました。
結果的にこれは良かったなと思っています。
webのスキルは汎用的でどこにいっても通用しますし、基礎知識はアプリ開発に通用する部分もあります。
アプリ開発自体は、仕事とは無関係で個人の副業としてできるようになりました。
なので、よっぽど古い知識やその企業でしか通用しない技術でなければ、何を学んでも絶対に活かせるので、学びたいことができないとダメだということはありません。
知識がないとそもそも入れない、自由な時間が無くなる
色々書きましたが、転職で入ろうと考えているのであれば、最低限の知識はないとそもそも入れないです。
新卒であれば、今後の伸びを期待されて知識ゼロでも入ることはできます。
私の友人に農学部出身で新卒エンジニアとして入社してきた人がいます。
それくらい新卒は、今ある知識を重要視されません。
(もちろんあるに越したことはないですが)
ただ、転職となるとスキルを見られます。
前職で何をやっていたのか、何ができるのか。
この辺りは、しっかりと固めて置く必要があります。
また、学習目当てでIT企業に入ると、自由な時間がなくなります。
知識がない状態で、期限を決められた仕事をこなすわけですから、業務外でも勉強が必要になります。
仕事終わった後に本を読むとか、土日にプログラムを書くとか。
もちろん業務を業務時間外にやるわけではありません。
関連する分野の技術を学習していくイメージです。
まぁ、これは無関係な本業がある人が、独学やスクールに通って学習するのとあまり変わりありませんが、仕事にすると期限がついてくるので精神的に大変になります。
IT企業に就職まとめ
IT企業に就職して学ぶという方法もあるよ。ということで書きましたが、スキルゼロの完全未経験なら新卒以外オススメしません。
新卒もしくは、既卒でも新卒枠として入れるならアリかなと思います。
完全未経験で転職しようとしているなら、ある程度別の方法でスキルを身につけてから転職した方がいいです。
転職後に自由な時間が減り精神的に辛くなるので。
なので、転職でオススメのルートとしては
- 働きながらプログラミングスクールに通って短期間でスキル獲得
- IT企業に転職してさらに深く学んでいく
がいいです。
プログラミングスクールに通うとお金がかかりますが、その分時間が浮きます。
この時間というのは、独学より学習時間が短くなるというのはもちろんそうですが、IT企業に入った後の業務のための学習時間も短くできます。
お金は稼げますが、時間は稼げません。
できるだけ早くスキルを身につけて、スキルを活かしてお金を稼げば費用はすぐに回収できます。
プログラミングスクール大手のテックキャンプが公表しているエンジニア転職後の年収アップは、平均144万円アップしているそうです。
転職すれば3~6ヶ月で元を取れることになりますね。
エンジニアになるための方法 まとめ
ここまでの内容を一度まとめます。
それぞれメリットデメリットがありますので、あなたの環境に合わせた方法を選択してください。
オススメは独学を中心としつつ、以下が良いと思います。
- 短期間スキル習得や転職を考えている人は、プログラミングスクール
- 進学できそうで体系的にいろいろ学びたい人は、大学・専門学校
- 新卒は、IT企業に就職
メリット | デメリット | オススメの人 | |
独学 |
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大学・専門学校 |
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プログラミング スクール |
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IT企業に就職 |
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どのパターンでも独学をしていくことは必要になるので、次は挫折しないで継続できるオススメの独学プログラミング学習法を解説します。
挫折しない独学プログラミング学習法
冒頭にも書きましたが、独学でエンジニアになるためのプログラミング学習法は
「とにかく好きなものを作ること」です。
独学一番の敵は「モチベーション不足による挫折」です。
このモチベーション不足による挫折さえ克服できれば、学習は継続できます。
挫折しなければ続けられる!
ガチャも出るまで引けば絶対出る!と同じ理論です。
好きなもの、作りたいものがない人
伝えたい内容は、上に書いたのが全てなのですが「作りたいものがない」という話をよく聞くのでその対策を書いておきます。
プログラム(手段)を勉強しているのに、作りたいもの(目的)がないというのは本来おかしな話なのですが、多くの人がエンジニアになって稼ぐことが目的になっているからだと思います。
これは別に悪いことではないです。私も稼ぎたいです。
ただ、目的がエンジニアになって稼ぐだと、目的の到達が遠すぎて成果が分かりづらいのです。
人間、成果がすぐに得られないと挫折します。
ただでさえプログラミングは、成果が目に見えづらいのに、目的まで稼ぐ!と曖昧な感じにしてしまうと、これはもう挫折まっしぐらです。
なので、最終目的は、稼ぐのままで良いですが、途中目的として作りたいものを用意しましょう。
作るものは、好きなもの・ジャンルが一番いいです。
- 料理好きなら、レシピまとめサイト
- YouTubeよく使うなら、動画視聴アプリ
- ゲーム好きなら、似たゲームを作る
などなど。これくらいの粒度でいいです。
作り方が分からなくても、とりあえず作りたいものを考えてください。
作りたいものを作るために学習する
初心者がよくやる学習法は、本を最初から全部読む、progateなどのオンライン学習サービスを最初から全部やる。だと思います。
知識が全くのゼロなら、とりあえずこれはやってもいいです。
ただ、これをずっと続けるのは挫折します。
基礎の基礎を理解したら、あとはもう作りたいものを作り始めてください。
作り方は知らなくていいです。
作りながら調べてください。
「対象 + やりたいこと」でググれば、googleは優秀なのですぐに教えてくれます。
対象は、webサイト、iOS、Android、Unityとかです。
- html テキスト表示
- iOSアプリ 画像表示
- Java if文書き方
これくらいのレベルで何度も検索し続けてください。
知識を網羅する必要はない
作りながら調べてください。と言うと「調べたことしか覚えられない!基礎からしっかりやりたい!」と言われますが、全てをやろうとするから挫折するのです。
プログラミングは学校の授業ではないので、暗記する必要はありませんし、全てを網羅的にやる必要もありません。
ざっくりとどんな機能があるか知っていれば十分です。
あとは使いたくなったときに「そういえばあんな機能あったな」と思い出して、使い方はその都度調べます。
これを何度も繰り返して、一つ二つと好きなものを作っていくと、知識が繋がっていきます。
点と点が繋がるとよく言いますが、そんな感じになっていきます。
最初から面を求めるよりも、点を増やして面にして行った方が挫折しません。
目の前の小さな作業を繰り返す
作りたいものが決まっていると、一つ一つの作業も明確になっているので、何を調べたら良いか分かっているはずです。
- JavaScript 画像を表示する方法
- PHP if書き方
これくらいの粒度までやりたいことを細かくします。
そうすると次に何をやったら良いのか、何を調べたら良いのかが分かっているので、次にやるべき作業がなくなりません。
作業がなくなると何をやったら良いのか分からなくなるので、考える必要が出てきて挫折します。
目の前の作業をどんどん小さくしていき、自分で調べられる粒度まで落とし込んで調べるを繰り返してください。
作ったものを収益化する
目の前の小さな作業を売り返していると、いつの間にか動くものが完成します。
完成したら、公開して収益化してください。
好きなものを作ることを目的にしてと言いましたが、おそらく全員が稼ぐことが最終目的だと思うので、その目的を果たしてください。
作り上げただけでも十分達成感はあると思いますが、収益化して1円でも稼げるようになると達成感は何倍にもなります。
作り上げるまでの労力と収益化するだけの労力であれば、収益化するだけの方が圧倒的に楽です。
AdsenseとかAdmobとかの広告を貼るくらいでいいです。
少ない労力で圧倒的な達成感を得られるので収益化は学習においてオススメです。
その後は、次の作りたいものを作り始めるもよし、作ったものを改善するもよし。
挫折しない独学プログラミング学習法 まとめ
挫折しない独学プログラミング学習法の流れはこちらです。
- 基礎だけ知る(iOSアプリならSwiftで作れるんだなと知るくらいでOK)
- 好きなもの・作りたいものを決める
- 作りながら学習
- 作業を自分の調べられる粒度まで細かくする
- 何を調べたらいいか迷わない状態にする
- 完成するまで調べ続ける
- 完成品を公開・収益化する
独学一番の敵は「モチベーション不足による挫折」です。
モチベーション不足による挫折を克服するには「とにかく好きなものを作ること」です。
知識を網羅的に理解してから作り始めるのではなく、作りながら調べて理解していけば大丈夫です。
一つ一つ調べたことが最初は点でも、やっていくうちに面としての知識になります。
実際の作り方としては、目の前の作業をどんどん細かくして自分で調べられる粒度の作業に落とし込んでください。
それを繰り返していると完成します。
完成品は、公開して収益化してください。
収益化することで、作ることへのモチベーションが何倍にもなり、さらに学習が加速します。
今回の内容は以上になります。
この内容が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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