【徹底検証】防音カーテン 静 – SHIZUKA は使えるのか?【騒音対策】

ライフハック

この記事を読むと分かること

・賃貸マンションでも簡単にできる防音・遮音対策
・防音カーテン、防音ウレタンマットの効果測定
・しゃべり声、音楽などの効果的な対策
・部屋の中で自分が発する音、外からの騒音の両方の対策
・防音カーテン「静 – SHIZUKA」の性能

先日、自分が住んでいるマンションに管理会社からこんな通知が届きました。

はい、マンション内で騒音の苦情が出ているらしいです。

特定を避けるため、あまり深く書きませんが、自分個人宛てではなく、マンションの住人全員に配っているような内容でした。

自分も夜に通話などをすることが多いので、自分が原因かは分かりませんが、トラブルになる前に少しでも対策をしておこうと思います。

というわけで今回は、賃貸マンションでも簡単にできる騒音対策をしていきます。

初めに騒音の種類とそれぞれの対策法を書いていきますが、とにかく防音カーテン「静 – SHIZUKA」の性能が知りたい人は、ここまで飛ばして大丈夫です。


騒音の種類

騒音は、次の2種類に分類できます。

  • 空気中を伝わる音
  • 物質中を伝わる音

それぞれ簡単に説明すると、空気中を伝わる音は、しゃべり声や音楽、外で遊ぶ子供の声などです。

物質中を伝わる音は、部屋を歩く足音、椅子を引きずる音、電車の通行音など、壁や床、地面を介して伝わる音です。


出典:suumo

それぞれ、部屋の中で発する騒音と外からの騒音の2パターンあり、まとめると以下の表になります。

部屋の中からの騒音 部屋の外からの騒音
空気中を伝わる音 音楽、自分の声
※今回対策する
通行人の声、カラスの鳴き声
※今回対策する
物質中を伝わる音 部屋での足音、家具を引きずる音 車、電車の通行音

今回の記事で対策するのは、しゃべり声や音楽など空気中を伝わる音ですので、物質を伝わる音については参考にならないと思いますので注意してください。

空気中を伝わる騒音の有効な対策4つ

防音パネル

まず、最も防音性能が高いのが、防音パネルです。

その名の通り、防音性のパネルを壁や窓に取り付けることで部屋の内側と外側どちらからの騒音も軽減できます。

ワンタッチで窓に取り付けられる防音パネルもありますので、窓の防音をしたい方にもオススメです。

防音性能が高い分、費用もたかくなりがちで、壁に張り付けたりする必要があるので賃貸では厳しい場合もあります。
(壁を汚さず貼る方法はあるので、後で書きます。)

カラーも色々あるので、部屋のデザインを損なわずに設置できるのもメリットです。

  • 防音性能:高
  • 費用:高
  • 設置難易度:中
  • デザイン性:中~高

防音シート

次は、防音シートです。

防音パネルほどの防音性能はありませんが、シートなので加工もしやすく費用も抑えて騒音を低減することができます。

ただし、シートなので直接壁や窓に張ると見た目が悪いのでデザイン性はあまり高くありません。
見た目も綺麗にしたい場合は、シートの上から化粧板などを張るなどの工夫が必要になります。

  • 防音性能:低
  • 費用:中
  • 設置難易度:低
  • デザイン性:低



防音ウレタンマット

次は、防音ウレタンマットです。

防音性能としては、防音シートより高く、防音パネルより低いといった具合です。

ただ、ウレタンのマットなので、パネルより軽く切って加工もできるので、手軽に騒音対策が出来ます。

今回はこれを使います。

  • 防音性能:中
  • 費用:低
  • 設置難易度:低
  • デザイン性:中

防音カーテン

最後は、窓の防音対策に使える防音カーテンです。

今まで紹介したものは主に壁の防音対策用でしたが、防音カーテンは窓の防音に非常に効果があります。

いくら鉄筋コンクリートのマンションだとしても、音は窓から容易に伝わってしまいます。

そんな窓の防音対策を手軽に、しかもデザイン性も損なわずにできるのが防音カーテンです。
設置も通常のカーテンと同じなので、簡単に取り付けができます。

今回はこれも使います

  • 防音性能:高
  • 費用:中
  • 設置難易度:低
  • デザイン性:高

防音カーテンで調べると5千円程度の物から1万円ほどのものまで何種類かありますが、オススメは、くれないの静 – SHIZUKA です。

価格は、1万円と、他のメーカーと比べると少し割高にはなりますが、品質はいいです。

安いものを買って結局防音効果がないよりもしっかりと効果があるものを買った方がいいですよね。

ただ、本当に効果があるの?と疑問に感じるかと思いますので、実際に自分が取り付けてどのくらい効果があったのか測定してみました。

防音カーテン 静 – SHIZUKA

防音カーテン 取り付け

これが今回取り付ける防音カーテン 静 – SHIZUKAです。

カーテンはもちろん防音仕様ですが、レースカーテンも防音仕様のものが発売されていますので、併せて取り付けます。

表面の生地は、厚手の布といった感じですが、裏面は、ウレタン加工がされています。

設置する場所は机の真横にある窓です。

普段ここで作業をしたり、通話をしたりすることが多く、窓の近くということもアリ声が漏れている可能性があり対策していきます。

今ついているカーテンは、3千円程度の普通のカーテンで全く防音性能はありません。
生地を比べても厚さが全然違いますね。(これは音漏れてそう…)

左が普通のカーテン、右は防音カーテンです。
防音の方はレースもある程度遮光になります。
ただし、自然光は取り込めるようになっているので、レースであれば日中の太陽光は取り込めます。

因みに左の普通のカーテンは遮光カーテンではありませんが、通常の遮光カーテンであっても防音性能は全くありませんので、防音性をもとめるならしっかりと防音カーテンを付けてください。

取り付けは通常のカーテンと全く同じです。
最初からフックが付属しているので引っ掛けるだけで完了です。
5分で終わります。

取り出したばかりで少しシワになっていますが、数日で綺麗になりました。


防音カーテン 静 – SHIZUKA 性能測定

次は、今回の記事の主旨である「防音カーテン 静 – SHIZUKA」の性能検証をしていこうと思います。

測定方法は、部屋からスピーカーで音を鳴らして外で音を測ります。

計測するのは、以下の4パターンです。

  • 部屋で音を鳴らしていない状態
  • カーテンを開けて音を鳴らした状態(窓だけの防音性能)
  • 通常のカーテンを閉めて音を鳴らした状態
  • 防音カーテンを閉めて音を鳴らした状態

それぞれの結果は以下の通りです。
部屋ではちょっとうるさいかもくらいの大きめの音を鳴らしました。

音量(dB) 体感音量
音を鳴らしていない状態 48dB
カーテンを開けて音を鳴らした状態 55dB ベランダ全体で音が聞こえる
通常のカーテンを閉めて音を鳴らした状態 55dB カーテンを開けた状態と殆ど変わらず
防音カーテンを閉めて音を鳴らした状態 50db 50%カットくらいの音量

普通のカーテンの有無では、外に漏れる音は殆ど変わりませんでした。
ベランダだとうるさいという穂とではないですが、音が漏れていたので、夜中にちょっとうるさめの音楽をかけると外に漏れるのは確かです。

そして、防音カーテンを閉めた場合ですが、体感できるほど、音が軽減されました。
全く無音になるとは言えませんが、歌の歌詞が聞き取れないくらいには音が小さくなります。

体感では、50%くらい音量を下げた感じがしました。

ちょっとうるさいかも、くらいの音量で音を出したので、通常発する程度の音量であれば、外に漏れることは無いかと思います。

結論としては、「防音カーテン 静 – SHIZUKA」は防音目的として買うのはアリだと思います。

Amazonのレビューを見ると、防音性能イマイチと書かれているものもありますが、個人的には十分防音性能は高いと思います。

部屋で楽器を演奏して、それを無音にしたいなんて要望だと流石に無理だと思いますが、日常の生活音をほぼ無音にするくらいの性能はあるんじゃないかと思います。

それと今回は、カーテンとレースカーテン両方を防音仕様のものをしたおかげもあると思います。

レースカーテンも裏面がしっかりとウレタン加工されているので、併せて使用することで2倍の防音性能が発揮されているはずです。

防音レースカーテンのレビューは高評価率が高いので、カーテンとレースカーテン合わせて防音にした人は満足度が高いのかなといった印象です。

もし、防音性能を求めて防音カーテンを購入するなら防音レースカーテンも併せて使ってほしいです。

防音ウレタンマットの設置

防音カーテンだけでも十分防音効果が得られましたが、防音ウレタンマットも設置しておきます。

自分のマンションは鉄筋コンクリートなので、隣の部屋との壁はコンクリで防音性があるのですが、窓の横の壁はコンクリではなく薄いボードです。

しかもそんな薄いボードの前にあろうことかスピーカーが鎮座しております。

これはさすがに響きそうだということで、薄い壁部分に防音ウレタンマットを設置しました。

マットを直接壁に貼り付けると剥がすときに傷がつきそうだったので、壁に養生テープを張ってテープの上に接着剤を塗り、貼り付けました。

こうすることで賃貸でも壁を汚さずマットを貼り付けることができます。

これができるのも軽いウレタンマットの利点ですね。

防音効果としては、貼った面積が小さいので測定しても変わりませんでしたが、この通気口からは確実に音漏れしやすいと思うので、その部分を塞ぐという目的では貼っておいて損はないかなと思います。

因みに通気口の中にウレタンを入れることで防音するなんてものもありますが、結局隙間ができるので、全面覆ってしまった方がいいと思います。

ありがたい副作用 – 断熱効果

防音目的で購入した防音カーテンですが、ありがたい副作用がありました。

断熱効果です。

音を遮断するということは、空気も遮断する必要があり、全面空気を通さないようにウレタン加工がされていますが、そのおかげで、熱も通しません。

窓の近くに座っているということもあり、冬場は足元に冷気が、夏場は熱気がつ渡ってきていましたが、それが全く無くなりました。

これは嬉しいですね。
防音目的で購入したのに、部屋もより快適になりました。夏場のエアコン代も節約できそうです。


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